関西を中心に行われる「地蔵盆」
毎年8月23~24日 子供たちと一緒に地元のお地蔵さんをお参りする行事です。
丸与の空堀店の裏にも「水呑地蔵」さんがあります。
子供の名の提灯が飾られ、お供え物もたくさん並びます。
地蔵盆の由来は諸説あり、地蔵菩薩の物語が背景になっていると考えられています。
親より先に亡くなった子供は三途の川の河原で石を積む修行をするそうです。何度積んでも鬼に壊され,積んでは壊されるの繰り返し。それを哀れんだ地蔵菩薩が子供たちを鬼から守った事から、子供の幸せを願う行事として広まったと言われています。
また、平安時代の歌人「小野篁(おののたかむら)」の逸話。
昼間は朝廷に遣え、夜になると井戸を通って地獄へ行き、閻魔大王のもとで裁判の補佐をしていました。ある日、地獄で苦しむ死者の代わりに閻魔大王が地獄の炎で自身の体を焼いて苦しんでいるのを目撃してしまいます。閻魔大王は地蔵菩薩の化身と考えられていますので、小野篁が閻魔大王を救うための供養を行ったことが地蔵盆の由来とも言われています。
由来はともかく、現在も空堀という街には楽しい夏休み最後のイベントとして子供達が大きな袋を手にお菓子をもらうために走り回る姿を見ることができます。
地蔵盆になると、町には意外に沢山のお地蔵さんに驚きます。子供に限らず地域をくまなく見守ってくれているのですね。